いくじのまにまに

ふと思ったことをつらつらと書きます。育児のことも書くかもしれません

誰にもハマりたくない

大熱中していたドラマ、「初めて恋をした日に読む話」が最終回を迎えた。

 

3,4話から盛り上がって、ドラマ界のガルパンか!?と毎週ワクワクしていたけど、終盤になるにつれて(=オリジナルストーリーになるにつれて)何でそうなった?のドミノ倒しで、だんだん正気になり、最後の順子先生のピンクづくめの格好を見た時には、ちゃんと現実に引き戻され…

 

 

あ、そういうこと?

うまくできてる〜

 

とにかく、役者さんたちがすごかった。

普段ドラマを続けて観られないので、あの作品と比べてどうこう、とか言えないけど、3人の男性をそれぞれ演じられた役者さんは素晴らしかった。

 

由利匡平君役の横浜流星君は、無敵だった。漫画から飛び出てきたみたいな見た目、挙動。観てて恥ずかしくない。これは才能。

例えるなら、さしずめももクロの赤、かなこちゃん。ゆりゆりのキャラも相まって、嫌いな人いないよね〜!!って感じで、誰もが応援したくなる。決めるところ決めてくれる。やはり君だよね感がすごい。

しかし私的には、他に応援する人がいるから大丈夫だよね…と思ってしまいがちで、一推しにはならないタイプ…

 

が、無論好き。(行ったり来たり)

なに??あの見つめ方。4話のご褒美くださいとか9話の告白の時とかジィッと、なんだかトロンとした眼差し…超……ヤバくない?

語彙が消滅してしまう〜!!!!!

あんな目でお願いされたら、ウシジマ社長にお金借りに行くところだったよ。ジャンプさせられちゃう。

 

 

 

 

そして、結婚したい男No. 1こと雅志。

 

いとこじゃなければな〜!!!!!!!

この(漫画の)設定、絶妙なんですよ。これが肝と言って過言では無い。

(選べる立場じゃ無いのはさておき)3人ともそれぞれ決め手に欠けるという…

ゆりゆりは、高校生且つ16歳年下。

雅志はいとこ。

山下先生は元ヤンバツイチ。

 

ただ、みんな顔も心もイケメンなので、ほぼ帳消し。愛があればいいよねっ

 

まぁ、いとこってだけで、結構なハンデを背負うよね最初から。ギリ結婚できる親戚。ちょ〜〜〜ギリ。

現実的には……アウトかな。私のいとこはね!?

自分がめちゃくちゃ好きなら別だけど、好かれても、え、いとこだし…無理っしょ。という不憫な立ち位置こと、いとこ。

 

演ずる永山絢斗さんの安定感たるや。

コメディ感を助長しつつ、やり過ぎない演技で、雅志がいなければこのドラマは成立しなかったんじゃないかってくらい、出てくるだけで、いや、いるだけで安心。エンドロールの八雲雅志・永山絢斗を見るだけで、心底安心。まるで富山の置き薬。

話に厚みを加えてくれる存在だったと思います。嫌味じゃなく、皆が「雅志、幸せになってね…」と心から願う、そんな男雅志。

 

 

 

 

そしてお待ちかね、私の推し(※皆の推し)山下先生。

 

分かるよ、まぁまぁこれまでの人生漫画読んでるからさ…

山下先生は選ばれないって…

 

それでも肉食系でグイグイわかりやすいアプローチ、且つ献身的に、奉仕・滅私の心で尽くしてくれる男山下、最高。疲れたアラサーの心に染み渡る…毎週火曜に湧き出る源泉、効能癒し、山下一真

 

多分報われない山下先生を救えるのは私なのでは?(嫁ダメゼッタイ!)と思わせる力が中村倫也さん演じる山下先生にあってさ。す、すきぃ…

でも山下先生は、順子ちゃんが好き…私は順子ちゃんを好きな山下先生が好き……

 

そもそも中村倫也さんの露出が増えた昨年半ば頃、坂口さんや綾野さんらに代表される塩顔好きになってきた私であれど、(ドラマとか観ないし)今回は大丈夫と回避していたのに、とんでもなかったぜ。

無事、笑いジワに挟まって生き地獄からこんにちは!!って感じです。

インタビューとか読むほどに、人誑し〜!!!やめて!!!嫉妬する!!!!って思いながら、いや、今後交わることの無い人生だから…と思い出し、正気に戻っています。

 

気を違えちゃうほど、山下先生も中村さんも良かったから、だからこそ、9話10話の浪費には辟易としました。

頼り過ぎ!!!!!全部タイミング良く山下先生!!!そんなわけないじゃん!!!!!!

観たいよ、そりゃ度々山下先生観たいけど、すれ違いとか10秒違っただけで一生会わない事とかあるじゃん…!!

そ、そういうの描く作品じゃないのかよ…

お好み焼き屋さんの入り口に立たせちゃダメなの…

政治の狡猾な世界で嫌になって、元嫁とやり直そうと骨折ってる時、一息つこうと缶コーヒーで思い出した初恋の人がさ…いるわけじゃん…そこでBGMに『どうにも君のいない場所は、空気が薄くてさ』ってかかるやつじゃん!!(その後ゆりゆりと順子先生のツーショットシーンに切り替わるとかね!?)

 

 

中盤がとーーーっても良かったからこそ、終わりまで走りきって欲しかった…

その後既に描き過ぎ…

 

それでも、熱をもって見続けることが出来たのは、キャストの皆さんの力、中でも横浜君の回ごとに増す演技力だったのかな〜なんて思います。あと、安達祐実さんめっっっかわ。

 

なんだかんだ言ったけど、前後編のスペシャル熱望しています。